【2026年版】Claude Desktop に MCP Server を設定する方法|Windows対応・よくあるエラーと対処法

Claude Desktop に MCP(Model Context Protocol)サーバーを追加したいけれど、設定ファイルの書き方がわからない、設定したのにツールが表示されない、といった状況で困っていないでしょうか。

MCP は Claude Desktop にさまざまな外部ツールやサービスを接続するための共通規格です。「AI の USB-C」とも呼ばれるように、1 つの標準に対応するだけで、ファイルシステム操作・データベース検索・Web 取得など多種多様なツールが Claude から使えるようになります。

この記事では、Windows 環境を主軸に、MCP サーバーの設定方法を 2 通りの手順で説明します。初心者の方でも手順通りに進められるよう、設定ファイルの場所・書き方・動作確認・よくあるエラーと対処法まで一通りカバーします。

2026 年 6 月時点の情報をもとに確認しています。

この記事で行うこと

  • MCP とは何かを簡潔に理解する
  • Claude Desktop への MCP サーバー設定方法を 2 通り(UI 操作 / 設定ファイル直接編集)で確認する
  • 設定後の動作確認方法を把握する
  • よくあるエラーの原因と対処法を確認する

前提条件

項目内容
OSWindows 10 / 11
Claude Desktop最新版(公式サイト からダウンロード)
設定方法② を使う場合Node.js がインストールされていること(後述の確認方法を参照)

MCP(Model Context Protocol)とは

MCP は、AI モデルと外部ツールやデータソースをつなぐための共通プロトコルです。Anthropic が策定し、2024 年 11 月にオープン化されました。

従来は AI にファイルを読み込ませたり、データベースを検索させたりするには、アプリごとに個別の実装が必要でした。MCP に対応したサーバー(MCP Server)を用意すれば、Claude Desktop からそのツールの機能を呼び出せるようになります。ファイル読み書き、Git 操作、Web 検索、カレンダー連携など、用途に合わせたサーバーがすでに多数公開されています。

手順1:Claude Desktop を最新版に更新する

Claude Desktop を起動し、左上のメニューから「ヘルプ」→「アップデートを確認」を選択して最新版にしておきます。

2026 年時点では、UI から直接インストールできる拡張機能(Extensions)の対応が広がっています。まずはこの方法を試し、使いたいサーバーが見つからない場合のみ設定ファイルを直接編集する方法に進んでください。

手順2:設定方法① Extensions(拡張機能)からインストールする

Anthropic がレビューした公式ディレクトリに登録されているサーバーは、ワンクリックでインストールできます。

  • Claude Desktop の左上メニューから「設定」を開く
  • 「拡張機能(Extensions)」を選択する
  • 「拡張機能を探す」をクリックする
  • 使いたいツールを選択して「インストール」をクリックする
  • 画面の指示にしたがって API キーなどを入力する

インストールが完了すると、チャット画面の入力欄付近にハンマーアイコン(🔨)が表示されます。これが MCP ツールが利用可能な状態のサインです。

なお、.mcpb 形式のカスタム拡張機能ファイルがある場合は、「設定」→「拡張機能」→「詳細設定」→「拡張機能のインストール…」からファイルを選択してインストールできます。

手順3:設定方法② 設定ファイル(JSON)を直接編集する

公式ディレクトリにないサーバーや、ローカル開発環境向けのカスタムサーバーを追加したい場合は、設定ファイルを直接編集します。

Node.js のインストールを確認する

多くの MCP サーバーは Node.js(npx コマンド)を使って起動します。まず以下の手順で Node.js が入っているかを確認してください。

PowerShell または コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

node -v

v20.x.x のようなバージョン番号が表示されれば OK です。何も表示されない場合や「コマンドが見つかりません」と出る場合は、Node.js 公式サイト から LTS 版をインストールしてください。

設定ファイルを開く

Claude Desktop のメニューから設定ファイルを直接開けます。

  • Claude Desktop の左上メニューから「設定」を開く
  • 「開発者」を選択する
  • 「構成を編集」をクリックする

エクスプローラーで手動で開きたい場合は、エクスプローラーのアドレスバーに以下を貼り付けて Enter を押します。

%APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json

ファイルが存在しない場合は新規作成してください。

設定ファイルを編集する

テキストエディタ(メモ帳や VS Code など)で claude_desktop_config.json を開き、以下の形式で MCP サーバーの情報を記述します。

{
  "mcpServers": {
    "サーバー名(任意)": {
      "command": "実行コマンド",
      "args": ["引数1", "引数2"],
      "env": {
        "環境変数名": "値"
      }
    }
  }
}

各キーの意味は次の通りです。

キー説明
mcpServers登録する MCP サーバーをまとめるオブジェクト
サーバー名管理用の任意の名前(英数字推奨)
commandサーバーを起動するコマンド(例:npx
argsコマンドに渡す引数の配列
env環境変数(API キーなどを渡す際に使用)

設定例:Filesystem MCP サーバーを追加する

ローカルの「Documents」フォルダに Claude からアクセスできるようにする設定例です。ユーザー名 の部分を実際のユーザー名に置き換えてください。

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-filesystem",
        "C:\\Users\\ユーザー名\\Documents"
      ]
    }
  }
}

Windows のパスを args に書く際は、バックスラッシュを \\ と二重に書くことに注意してください(JSON の仕様上、\ は \\ とエスケープする必要があります)。

複数のサーバーを同時に登録したい場合は、mcpServers オブジェクト内にカンマ区切りで並べます。

{
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "C:\\Users\\ユーザー名\\Documents"]
    },
    "github": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-github"],
      "env": {
        "GITHUB_PERSONAL_ACCESS_TOKEN": "ghp_xxxxxxxxxxxxxxxx"
      }
    }
  }
}

保存して Claude Desktop を再起動する

設定ファイルを保存したら、Claude Desktop を完全に終了させてから再起動します。

「ウィンドウを閉じる」だけでは設定が反映されないことがあります。タスクバーのシステムトレイに Claude のアイコンが残っている場合は、右クリックして「終了」を選択してください。それでも残る場合はタスクマネージャーから「Claude」プロセスを終了させてください。

再起動後、チャット画面の入力欄付近にハンマーアイコン(🔨)が表示されていれば、MCP サーバーが正常に認識されています。

動作確認の方法

ハンマーアイコンをクリックすると、利用可能なツールの一覧が表示されます。「コネクター(Connectors)」または「ツール」として登録したサーバーのツール名が並んでいれば接続成功です。

実際に Claude に「Documents フォルダのファイル一覧を教えて」などと話しかけてみて、ツールが呼び出されるか確認してみてください。

うまくいかない場合の確認ポイント

Node.js が入っていない・見つからないエラー

設定ファイルで command に npx を指定しているのに動かない場合、Node.js がインストールされていないか、PATH が通っていない可能性があります。

# PowerShell で実行
node -v
npx -v

いずれかでエラーが出る場合は Node.js 公式サイト から LTS 版をインストールして、インストール後に PowerShell を再起動してから再確認してください。

また、環境によっては npx のフルパスを指定しないと Claude Desktop から認識されないことがあります。その場合は次のコマンドでフルパスを調べ、設定ファイルの command に指定してください。

where.exe npx

出力例:C:\Program Files\nodejs\npx.cmd

JSON の構文エラー

設定ファイルに記述ミスがあると、サーバーが認識されません。よくある間違いは次の通りです。

  • 末尾のカンマ忘れ、または不要なカンマ(JSON はコメント不可・末尾カンマ不可)
  • 括弧の閉じ忘れ({ と } の対応がずれている)
  • コメントを // で書いてしまった(JSON では使えません)

設定ファイルの内容を JSONLint などのオンラインバリデーターに貼り付けてチェックするのがおすすめです。

Windows のパス記法の注意点

JSON 内でパスを書く場合、バックスラッシュを必ず \\ と二重にしてください。

// 誤り(エラーになる)
"C:\Users\username\Documents"

// 正しい
"C:\\Users\\username\\Documents"

または、スラッシュ / を使っても動作します。

"C:/Users/username/Documents"

ログファイルを確認する

Claude Desktop は MCP サーバーごとにログファイルを出力します。エラーの詳細を確認したい場合は以下の場所を開いてください。

エクスプローラーのアドレスバーに以下を貼り付けて Enter を押します。

%APPDATA%\Claude\logs

このフォルダ内に mcp-server-[サーバー名].log というファイルが生成されています。テキストエディタで開き、エラーメッセージを確認してください。

よくあるエラーメッセージと意味は次の通りです。

エラーメッセージ原因
command not foundコマンドのパスが解決できていない(Node.js 未インストール、PATH 未設定など)
SyntaxErrorJSON の記述ミス
Server disconnectedサーバーが起動後すぐに終了している(引数エラー・バージョン不一致など)
ENOENT指定したファイルやディレクトリが存在しない

コマンドを手動で実行してみる

設定ファイルに書いたコマンドを PowerShell でそのまま実行し、単体で動作するか確認するのも有効です。

# 例:filesystem サーバーを手動起動
npx -y @modelcontextprotocol/server-filesystem C:\Users\ユーザー名\Documents

ここでエラーが出る場合は、Claude Desktop に問題があるのではなく、Node.js 環境やコマンドそのものに問題があります。

元に戻す方法

追加した MCP サーバーを削除したい場合は、claude_desktop_config.json を開き、該当サーバーの記述ブロックをまるごと削除するだけです。保存後に Claude Desktop を完全終了・再起動すれば元の状態に戻ります。

設定方法①(拡張機能 UI)でインストールした場合は、「設定」→「拡張機能」から該当の拡張機能を選択し、「アンインストール」をクリックしてください。

よくある質問

MCP サーバーは無料で使えますか?

Claude Desktop 自体が Claude Pro プランに含まれており、MCP サーバーの利用に追加料金はかかりません。ただし、使用するサーバー側のサービス(GitHub API、各種クラウドサービスなど)が独自の料金体系を持つ場合があります。

MCP はどのような用途で使えますか?

公開されている MCP サーバーには、ローカルファイルシステムへのアクセス(Filesystem)、GitHub リポジトリ操作、SQLite・PostgreSQL などのデータベース検索、Web ページ取得、Slack メッセージ送信など多様なものがあります。MCP の公式サーバーリスト が参考になります。

Claude Code(CLI)の MCP 設定は別ですか?

はい、Claude Code(CLI ツール)の MCP 設定は Claude Desktop とは別管理です。Claude Code では、プロジェクトディレクトリ内の .mcp.json ファイルまたはグローバル設定ファイルで管理します。Claude Desktop の claude_desktop_config.json とは共有されません。

command に node と npx はどちらを使えばいいですか?

npm パッケージとして公開されている MCP サーバーは npx を使うのが一般的です。npx -y パッケージ名 とすることで、インストールと実行を同時に行えます。ローカルに .js ファイルとしてサーバーが存在する場合は node を使います。

まとめ

  • MCP は Claude Desktop に外部ツールを接続するための共通プロトコルで、「AI の USB-C」とも呼ばれる
  • 設定方法は 2 通り:公式ディレクトリの拡張機能をワンクリックでインストールする方法と、claude_desktop_config.json を直接編集する方法がある
  • 設定ファイルは %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json、または Claude Desktop の「設定」→「開発者」→「構成を編集」から開ける
  • Windows ではパスのバックスラッシュを \\ と二重にする必要がある
  • 設定反映後は Claude Desktop を完全終了してから再起動し、ハンマーアイコンが表示されることを確認する
  • うまくいかない場合は %APPDATA%\Claude\logs のログファイルでエラー内容を確認する

参考情報