
Antigravityのモデル選択メニューを開いたら、Claude Opus 5.5 や Claude Sonnet 5.5 に「New」、Gemini 3.7 Flash などに「Leaving Soon」と表示されていて、「自分のプランで何が使えるのか」「何がなくなるのか」と迷った方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、Antigravityで使えるモデルは、加入している Google AI のプランによって異なります。特に Claude 5.5 系は、無料プランでは使えません。無料プランで使える Claude は旧世代の 4.6 系だけですが、これも 2026年11月2日に削除される予定です。
この記事では、Antigravity の公式ドキュメント(Models / Plans)の記載をもとに、プラン別のモデル提供状況、利用上限の仕組み、削除予定のモデルと対処法を整理します。
この記事でわかること
- Free / Google AI Plus / Google AI Pro / Google AI Ultra で使えるモデルの違い
- Claude 5.5 系が使えない(表示されない)主な原因
- 2026年11月2日に削除されるモデルと、その後の乗り換え先の考え方
- プランごとの利用上限(クォータ)の仕組み
- 公式ドキュメントでは確認できなかった点(アプリ内の「Leaving Soon」表示など)
前提条件・対象読者
- 対象:Antigravity(デスクトップアプリまたはCLI)を個人の Google アカウントで使っている方
- 対応情報:Antigravity 公式ドキュメントの Models / Plans ページ(最終確認:2026年10月10日)
- 注意:モデルの提供状況や利用上限は、予告なく変更される可能性があります。最新の状況は、アプリ内のモデル選択メニューと公式ドキュメントで確認してください。
- 本記事の「使える(✅)」「使えない(❌)」は、公式 Models ページの対応表の記載にもとづきます。
1. Quick Reference:プラン別モデル対応表
まず、公式 Models ページの対応表を整理します。
| モデル | Free / Google AI Plus | Google AI Pro | Google AI Ultra | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
Gemini 3.8 Flash | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Gemini 3.7 Flash | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Gemini 3.6 Flash | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Gemini 3.1 Pro | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ |
Claude Sonnet 5.5 (thinking) | ❌ | ✅(非トライアルのみ) | ✅ | ✅ |
Claude Opus 5.5 (thinking) | ❌ | ✅(非トライアルのみ) | ✅ | ✅ |
Claude Sonnet 4.6 (thinking)(※削除予定) | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ |
Claude Opus 4.6 (thinking)(※削除予定) | ✅ | ✅ | ❌ | ❌ |
GPT-OSS-120b(※削除予定) | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ |
※ 削除予定のモデルは、公式ページに「Will be removed on November 2, 2026」と記載されています。
この表から読み取れるポイントは次のとおりです。
- Gemini 系(3.8 / 3.7 / 3.6 Flash、3.1 Pro)は、全プランで使えます。
- Claude 5.5 系は、Free と Google AI Plus では使えません。
- Google AI Pro では、トライアル(無料体験)ではなく、通常の有料契約の場合のみ Claude 5.5 系を使えます。
- Claude 4.6 系は、Free / Plus / Pro では使えますが、Ultra と Enterprise の列は ❌ です。
2. 無料プランと有料プランの差はどこにあるのか
公式の Plans ページによると、差は「使えるモデル」と「利用上限」の2つです。
全プラン共通で使えるもの
- Gemini 系モデル(Gemini 3.1 Pro、Gemini 3.8 Flash など)をコアエージェントモデルとして使える
- Tab補完は無制限
- スケジュールタスクやCLIなど、製品機能そのものは全プランで利用できる
プラン別の利用上限
| プラン | 利用上限の仕組み(公式ページの記載) |
|---|---|
| Google AI Ultra | 最も高いクォータ。5時間ごとに回復。週次上限も最も高い。サードパーティモデルを利用可能 |
| Google AI Pro | 高いクォータ。5時間ごとに回復し、週次上限に達するまで利用可能。週次上限はFreeより高い |
| Pro / Ultra 以外(Free など) | 週ごとに回復するクォータと、週次上限 |
つまり、無料プランでも Antigravity 自体は使えますが、有料プランとは次の点で差があります。
- Claude 5.5 系は使えない
- クォータの回復が「週単位」になり、有料プランのように「5時間ごと」に回復する枠がない
具体的な数値(何回まで使えるか)は、公式ドキュメントに記載されていません。公式ページでも、「エージェントの作業量に応じて消費量が変わる」「上限は変更される可能性がある」と説明されています。
超過分は AI クレジットで補える(Pro / Ultra のみ)
Pro / Ultra では、基本クォータを使い切った後も、購入済みの AI クレジット(または一時的なプロモーションクレジット)を追加利用に充てられます。使い切った後の挙動は、設定の AI Credit Overages で選びます。
| 設定値 | 挙動 |
|---|---|
Never | AI クレジットは自動では使わず、基本クォータの回復を待つ |
Always | 基本クォータを使い切ったら AI クレジットを使う(回復したら基本クォータに戻る) |
Gemini 系と Claude・GPT 系は上限が別枠
公式 Models ページのモデル選択メニューの図では、View Usage に次の2つが別々に表示されています。
- Gemini Models(Weekly Limit / Five Hour Limit)
- Claude and GPT models(Weekly Limit / Five Hour Limit)
Claude を使い切っても Gemini は使える、という運用ができる可能性があります。ただし、具体的な挙動は公式ページに詳細がないため、実際にご自身の環境で View Usage を確認してください。
3. Claude 5.5 系が選べないときの確認ポイント
モデル選択メニューに Claude Opus 5.5 や Claude Sonnet 5.5 が出ない場合は、次の点を確認してください。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 加入プラン | Free または Google AI Plus ではそもそも対象外 |
| Google AI Pro のトライアル中か | 公式ページでは「非トライアルの Pro のみ」と記載。トライアル期間中は対象外の可能性があります |
| アプリのバージョン | 公式 Changelog には「新しいバージョンは順次展開され、全ユーザーに届くまで数日かかる場合がある」と記載があります。モデルの表示との関係は公式に明記がなく未確認ですが、最新版への更新も試す価値があります |
トライアルについては、公式ページの記載をそのまま引用しています。トライアル中かどうかは、Google AI プランの契約画面で確認してください。
4. 2026年11月2日に削除されるモデルと対処法
公式 Models ページには、次の3モデルについて「2026年11月2日に削除される」と記載されています。
Claude Sonnet 4.6 (thinking)Claude Opus 4.6 (thinking)GPT-OSS-120b
影響を受ける人
| 利用中のプラン | 影響 |
|---|---|
| Free / Google AI Plus | 使える Claude が実質なくなり、Gemini 系が中心になる |
| Google AI Pro | 4.6 系を使っている場合は、5.5 系(非トライアルのみ)または Gemini 系へ切り替えが必要 |
| Google AI Ultra | 公式の表では 4.6 系は ❌ のため、GPT-OSS-120b を使っている場合のみ影響を受ける |
対処のしかた
- モデル選択メニューで、
Gemini 3.8 Flashなどの Gemini 系に切り替える - 4.6 系を前提にしたワークフロー(スキルやルール内でモデルを固定している場合など)がないか確認する
- Claude 5.5 系が必要な場合は、Google AI Pro(非トライアル)または Ultra への加入を検討する
どのモデルが自分の用途に向いているかは、タスクの種類や料金との兼ね合いで変わります。まずは Gemini 系で試して、足りない場合に有料プランを検討するのが無難です。
5. 公式ドキュメントで確認できなかった点(未検証)
記事作成時点で、公式ドキュメントから裏付けが取れなかった点を明記します。
アプリ内の「Leaving Soon」表示について
筆者の環境のモデル選択メニューでは、次のモデルに「Leaving Soon」のラベルが表示されていました(画面での確認)。
Gemini 3.7 FlashGemini 3.6 FlashGemini 3.1 Pro
また、GPT-OSS 120B には「Notice」のラベルが表示されていました。
一方で、公式 Models ページの対応表では、削除予定(2026年11月2日)と明記されているのは Claude 4.6 系 と GPT-OSS-120b だけです。Gemini 系の削除時期は、確認できた範囲では公式に明記されていません。そのため、本記事では Gemini 系の削除時期を断定しません。アプリ内ラベルの詳細は、各モデルの横の情報アイコンから確認してください。
Plans ページと Models ページの記述の差
- Plans ページでは、サードパーティモデルへのアクセスが Ultra の特典として記載されています。
- Models ページの対応表では、Pro(非トライアル)でも Claude 5.5 系が ✅ になっています。
どちらが最新かは、本記事の時点では確認できていません。本記事の表は、モデルごとの提供状況が具体的に書かれている Models ページを優先しています。
よくある質問
Antigravityは無料でも使えますか?
使えます。公式 Plans ページでは、全プランで Gemini 系モデル、Tab補完、スケジュールタスクやCLIなどの全機能が利用できると記載されています。ただし、利用上限は有料プランより低く、Claude 5.5 系は使えません。
Claude Opus 5.5 を使うには何のプランが必要ですか?
Google AI Pro(非トライアル)、Google AI Ultra、または Enterprise が対象です。Free と Google AI Plus は対象外です。
Google AI Plus は Free と同じ扱いですか?
公式 Models ページでは、Free と Google AI Plus が同じ列にまとめられており、提供モデルは同じです。
Gemini 3.1 Pro は無料でも使えますか?
公式 Models ページの表では、Free を含む全プランが ✅ です。使える回数などの上限は、プランによって異なります。
11月2日以降、Claude 4.6 を使っている設定はどうなりますか?
公式ページに削除後の自動移行に関する記載はありません。モデルを固定している場合は、事前に別のモデルへ切り替えておくことをおすすめします。
まとめ
- Antigravityのモデル提供状況は、Free / Plus / Pro / Ultra / Enterprise で異なる
- Gemini 系は全プランで使える。Claude 5.5 系は Pro(非トライアル)以上が対象
- 無料プランで使える Claude 4.6 系は、2026年11月2日に削除予定
- 利用上限は、Pro / Ultra が「5時間ごと+週次」、それ以外が「週次」。具体的な数値は公式に非公開
- アプリ内の「Leaving Soon」表示は、公式ドキュメントでは確認できていない。メニュー内の情報アイコンで内容を確認する
AIエージェントの利用環境は、モデルやプランの条件が短期間で入れ替わります。モデル固定の設定がある場合は、定期的に公式ドキュメントとアプリ内の表示を見直しておくと安心です。
次に読むおすすめ記事
Antigravity 2.0の基本的な使い方や初期設定、CLIの導入手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
Gemini 系モデルの個別の機能や設定については、以下の記事も参考にしてください。
生成AIの最新モデル比較やAIエージェント(Antigravity/Codex)、コーディング支援ツールの活用法を体系的に学びたい方は、以下の完全ガイドもあわせて参考にしてください。

