
Googleの旧Gemini CLIは2026年6月18日をもって公式サービスを終了し、後継となる次世代AIエージェントツール「Antigravity CLI(agy)」へと完全移行しました。現在、ターミナル環境でAIを活用するエンジニアにとって、Antigravity CLIが標準の開発基盤となっています。
Antigravity CLIはGo言語で開発された軽量かつ強力なターミナル向けAIエージェントツールです。単なる対話型チャット補助にとどまらず、複数エージェントの自律並列実行や非同期タスク管理、MCP(Model Context Protocol)連携など、エージェントファーストの先進的な開発体験を提供します。
この記事では、Antigravity CLIの料金体系や無料枠の仕組みから、Gemini CLIとの決定的な違い、Windows環境でのインストールとVS Code連携、各種スラッシュコマンドの使い方、エージェントファースト機能、トラブル時のアンインストール手順までを網羅して詳しく解説します。
- 1. Antigravity CLI Quick Reference:よく使うコマンド早見表
- この記事でわかること
- 前提条件
- 注意点
- Antigravity CLIの料金体系と無料枠(無料でどこまで使える?)
- Antigravity CLI導入時の注意点(要求スペック)
- Gemini CLIとAntigravity CLIの違い
- 手順1:インストールを実行する
- 手順2:初回起動とGoogle認証を行う
- 手順3:Gemini CLIからの設定移行を行う
- 手順4:スラッシュコマンドを使いこなす
- 手順5:開発を効率化する特殊機能を利用する
- VS Codeとの連携(統合ターミナルで使うベストプラクティス)
- 使用モデルの変更と最新Gemini 3.8 Flashの活用
- エージェントファースト機能
- 応用:Chrome DevTools for Agents 1.0とのMCP連携
- Antigravityエコシステム連携
- うまくいかない場合の確認ポイント
- Antigravity CLIのアンインストール手順(Windows)
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 次に読むおすすめ記事
- 参考情報
1. Antigravity CLI Quick Reference:よく使うコマンド早見表
すぐにAntigravity CLIを活用したいエンジニア向けに、日常業務で最も使う基本コマンドとショートカットをまとめました。
起動と基本操作
# Antigravity CLIの起動
agy
# 特定のディレクトリをコンテキストに含めて起動
agy -w /path/to/project
# ワンショットでコマンド実行(対話モードに入らず結果のみ出力)
agy "現在のディレクトリの全ファイル名をリストアップして"
スラッシュコマンド(対話モード内)
| コマンド | 用途・説明 |
|---|---|
/goal [タスク] | 承認不要の自律ループモード。複数ステップの実装を最後まで自動実行 |
/schedule [条件] | 定期タスクの実行やバックグラウンド処理の予約 |
/config | 設定画面を開く(デフォルトモデルの変更・APIキー管理など) |
/exit または Ctrl+D | CLIを終了する |
⭕ 正しい使い方: 実装やリファクタリングを丸投げしたい場合は、対話モードで指示するよりも /goal [指示] を使うことで、途中で止まらずに完了まで自律実行してくれます。
この記事でわかること
- Antigravity CLIの料金体系と無料枠(無料でどこまで使えるか)
- Gemini CLI終了に伴うAntigravity CLIへの完全移行手順
- Windows環境でのインストールとVS Code統合ターミナルでの連携方法
- 初回起動時のGoogle認証および旧設定のインポート手順
- 基本的なスラッシュコマンドと便利なショートカット機能
- エージェントファースト機能(サブエージェント・非同期タスク・スケジュール実行)
- 使用モデルの変更方法と最新Gemini 3.8 Flashの活用
- トラブルシューティングおよびアンインストール手順
前提条件
- OSとしてWindows 10またはWindows 11がインストールされていること
- ターミナルとしてPowerShellまたはコマンドプロンプトが使用できること
- Googleアカウントを所有していること
なお、macOSおよびLinux向けのインストールコマンドも公式サイト(https://antigravity.google)から確認できます。この記事ではWindows向けの手順を中心に説明します。
注意点
- 旧Gemini CLIおよび関連するIDE拡張機能は2026年6月18日をもってサービスを終了しています
- サービス終了後は旧CLIからのAPIリクエストがエラーになるため、Antigravity CLIへの完全移行が必要です
- 既存のGemini CLIの設定は移行コマンドで引き継ぎできますが、手動実行が必要です
- コマンドを実行するにはインターネット接続が必須となります
Antigravity CLIの料金体系と無料枠(無料でどこまで使える?)
Antigravity CLIの導入を検討しているエンジニアから最も多く寄せられる疑問が、「ツールの利用に料金はかかるのか?」「無料枠はあるのか?」という点です。
結論からお伝えすると、Antigravity CLI自体は完全無料で提供されており、個人の開発用途であれば追加料金なしで利用できます。
基本利用は無料(Googleアカウント認証)
Antigravity CLIはGoogleの次世代開発ツールとして配布されており、ツール自体のダウンロード、インストール、ライセンス料はすべて無料です。
初回起動時に個人のGoogleアカウントでサインイン(OAuth認証)を行うと、Googleが提供する標準の無料利用枠(Geminiモデルのクォータ制限内)が適用されます。日常的なコード生成、ターミナルコマンドの提案、エラー解説、小〜中規模なリポジトリの解析であれば、クレジットカード登録不要の完全無料で使い続けることが可能です。
料金体系のまとめ
| 利用プラン・形式 | 料金 | 対象ユーザー・主な用途 |
|---|---|---|
| 個人利用(Googleアカウント認証) | 無料(追加費用なし) | 日常的なコーディング補助、チャット、小〜中規模タスク |
| Google AI Studio(APIキー利用) | 無料枠あり(超過分は従量課金) | 自分のAPIキーを使用し、高頻度なリクエストを実行したい場合 |
| Google Cloud / Vertex AI連携 | 従量課金(エンタープライズ) | 企業の社内リポジトリでセキュリティ・SLAを重視して運用する場合 |
無料枠で利用する際のポイント
- 個人開発や日常業務の補助であれば、Googleアカウント認証による標準無料枠で十分快適に活用できます。
- 大量のファイルを一括リファクタリングしたり、自律型ループ(/goalコマンド)を長時間回し続ける場合などでクォータ(利用制限)に達した場合は、Google AI StudioのAPIキーを設定して従量課金モードに切り替えることも可能です。
- 勝手に課金が発生することはありませんので、まずは無料の範囲で安心して導入してみてください。
Antigravity CLI導入時の注意点(要求スペック)
Antigravity CLIはGo言語で書かれた軽量なバイナリですが、起動後にエージェントとしてAST(抽象構文木)の構築や自律デバッグ処理を行うため、実行時に数百MB〜数GBのメモリを消費する場合があります。
旧Gemini CLIはNode.jsベースで比較的軽量だったため、GCEのe2-microインスタンス(メモリ1GB)などのクラウド無料枠でも動作していましたが、Antigravity CLIでは同環境での起動時にOut of Memory(OOM)キラーによって強制終了される可能性が高いです。
筆者の環境でもGCE e2-microでのOOMエラーを確認しています。クラウドのVMで利用する場合は、以下を目安にしてください。
| 環境 | 動作可否 |
|---|---|
| GCE e2-micro(メモリ1GB) | 起動時にOOMで強制終了する可能性が高い |
| GCE e2-small(メモリ2GB) | 動作するが、重い処理では不安定になる場合がある |
| GCE e2-medium以上(メモリ4GB) | 安定して動作する |
| ローカルPC(8GB以上) | 問題なく動作する |
ローカルPCでの開発用途であれば通常は問題ありませんが、サーバーへのデプロイや自動化スクリプトでの利用を検討している場合は、メモリ4GB以上の環境を用意することをおすすめします。
Gemini CLIとAntigravity CLIの違い
Gemini CLIはテキストベースの対話型チャットとコーディング補助が主な用途でしたが、ワークスペース単位のエージェント並列実行・サブエージェント・バックグラウンド非同期タスク管理といったエージェントファーストの機能は搭載されていませんでした。Antigravity CLIはこれらの機能をすべてネイティブで備えています。
| 比較項目 | Gemini CLI | Antigravity CLI |
|---|---|---|
| 開発言語 | TypeScript/JavaScript | Go |
| インターフェース | プレーンなコマンドライン | TUI |
| コアエンジン | 旧Geminiエージェント | Antigravity 2.0 共通コア |
| デスクトップ同期 | 非対応 | 対応 |
| サブエージェント | 非対応 | 対応(並列実行可能) |
| 非同期タスク管理 | 非対応 | 対応 |
| スケジュール実行 | 非対応 | 対応(/schedule) |
| ブラウザ操作 | 非対応 | 対応(/browser) |
| MCP対応 | 非対応 | ネイティブ対応 |
| 主な特徴 | 対話型チャット・コーディング補助 | エージェントファースト・MCP対応・高速操作 |
TUI(Terminal User Interface)とは
- ターミナル(コマンドライン環境)上で動作しつつ、視覚的で対話的なメニューを提供する仕組みです
- マウスを使わずに矢印キーやショートカットキーだけでメニューを選択したり設定を編集したりできます
- Antigravity CLIでは設定画面(/config)やキーバインド設定画面(/keybindings)などでこのTUIが全面的に採用されています
MCP(Model Context Protocol)とは
- AIモデルに対して外部のツールやデータベース、ファイルのコンテキストを安全かつ標準化された方法で提供するためのオープンプロトコルです
- MCPサーバーを接続することで、AIエージェントが自律的にWeb検索やコード検索などの外部機能(スキル)を使用できるようになります
- Antigravity CLIはMCPをネイティブサポートしているため、開発環境に合わせた柔軟なツールの拡張が可能です
手順1:インストールを実行する
- PowerShellを起動して以下のコマンドを実行します
“powershell<br>irm https://antigravity.google/cli/install.ps1 | iex<br>“ - コマンドプロンプトを使用する場合は以下のコマンドを実行します
“cmd<br>curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd<br>“ - インストール完了後にターミナルを再起動してバージョンが表示されるか確認します
“powershell<br>agy --version<br>“ - 正常にインストールされていれば以下のようなバージョン情報が表示されます
“<br>agy 2.0.x (...)<br>“ - バージョンが表示されない場合はPATHが通っていない可能性があります。ターミナルを閉じて再度開いてから確認してください
手順2:初回起動とGoogle認証を行う
- ターミナルで以下のコマンドを実行してAntigravity CLIを起動します
“powershell<br>agy<br>“ - 自動的にブラウザが起動するため使用するGoogleアカウントでログインとアクセス許可を行います
- SSH接続などのリモート環境でブラウザが開かない場合は画面に表示される認証用URLをローカルのブラウザに貼り付けて認証を完了させます
- 認証が完了するとセキュアなキーリングにログイン情報が保存され、次回起動からは認証が不要になります
手順3:Gemini CLIからの設定移行を行う
このステップはGemini CLIをすでに使用していた方向けです。新規にAntigravity CLIをインストールした場合は手順4へ進んでください。
- 初回起動時のオンボーディング画面で移行の指示に従います
- または手動で移行を実行するために以下のコマンドを実行します
“powershell<br>agy plugin import gemini<br>“ - このコマンドを実行することでGemini CLIで使っていた拡張機能や設定が新しいプラグイン形式へ変換されます
- 移行コマンドでエラーが出る場合はGemini CLIの設定ファイルが存在しているか確認します
- 確認先パス: ~/.config/gemini-cli/ または ~/.gemini/
手順4:スラッシュコマンドを使いこなす
プロンプトボックスに以下のスラッシュコマンドを入力することで各種操作が行えます。
エージェント動作を制御するコマンド
- 完了まで途中の承認なしで自律的に実行し続けるモードで起動するには以下のコマンドを使用します
- /goal
- 実装を始める前にエージェントが詳細をすり合わせる質問を行う計画確認モードを起動するには以下のコマンドを使用します
- /grill-me
- タイマーまたはcron形式でプロンプトをバックグラウンドで定期実行するには以下のコマンドを使用します
- /schedule
- ブラウザ操作権限を明示的にオンにしてWeb自動化タスクを実行するには以下のコマンドを使用します
- /browser
セッション・履歴を管理するコマンド
- 会話のセッションを切り替えたり再開したりするには以下のコマンドを使用します
- /resume
- /switch
- 会話履歴を一つ前の状態や任意のチェックポイントに戻すには以下のコマンドを使用します
- /rewind
- /undo
- 任意のチェックポイントから別のワークスペースに会話を分岐させるには以下のコマンドを使用します
- /fork
- 現在のプロンプトをリセットして新しく会話を開始するには以下のコマンドを使用します
- /clear
設定・ヘルプ系コマンド
- CLIの全体的な設定メニューをTUIで表示するには以下のコマンドを使用します
- /config
- /settings
- ショートカットキーの割り当てを編集するには以下のコマンドを使用します
- /keybindings
- 利用可能なスラッシュコマンドの一覧をインライン表示するには以下のコマンドを使用します
- ? (半角クエスチョンマーク)
- /help
- ログイン情報を削除してログアウトするには以下のコマンドを使用します
- /logout
手順5:開発を効率化する特殊機能を利用する
- コマンドの先頭に半角の感嘆符を入力するとシェルコマンドを直接実行できます
- 例: !git status
- ファイルパスの入力を補完したい場合はアットマークを入力して候補を表示させます
- 例: @ を入力して候補リストから選択
- エージェントから実行の承認を求められた場合はキーボードショートカットで瞬時に承認できます
- ショートカット: Ctrl + K
- プロンプトに入力したテキストを一度に消去するにはエスケープキーを2回押します
- 注意:AIからのテキスト出力中はこの操作は無効です
VS Codeとの連携(統合ターミナルで使うベストプラクティス)
多くの開発者が日常的に利用しているエディタ「Visual Studio Code(VS Code)」とAntigravity CLIを組み合わせることで、開発効率をさらに向上させることができます。
統合ターミナルからの起動手順
- VS Codeで作業対象のプロジェクトフォルダを開きます。
- ショートカットキー
Ctrl + @(またはメニューの「ターミナル」>「新しいターミナル」)を押して統合ターミナルを開きます。 - ターミナルで以下のコマンドを入力して実行します。
“powershell<br>agy<br>“ - VS Codeの下部パネルでAntigravity CLIが直接起動し、現在開いているワークスペースのファイル構成をAIが即座に認識します。
VS Codeと組み合わせるメリット
- ソースコードを目視しながらAIに指示:
- エディタで実装ファイルを見ながら、ターミナル側のエージェントに「この関数にバリデーションを追加して」「テストコードを作成して」と自然言語で指示できます。
- 差分(Diff)の即座な確認:
- エージェントが変更・生成したファイルは、VS Codeのソース管理(Git)ビューで即座にDiffを確認し、ワンクリックでステージングやコミットが可能です。
- マルチターミナルでの並行作業:
- VS Codeのターミナル分割機能を使えば、片方のターミナルで開発サーバー(
npm run dev等)を常駐させながら、もう片方でAntigravity CLIを自律駆動させることができます。
使用モデルの変更と最新Gemini 3.8 Flashの活用
Antigravity CLIでは、Googleが2026年9月2日に正式発表した最新世代モデル「Gemini 3.8 Flash」を利用できます。
Gemini 3.8 Flashは、ソフトウェアエンジニアリングや自律AIエージェント、高度な複数ステップの推論に特化して最適化されたモデルです。前世代のGemini 3.5 Flashが誇る圧倒的なレスポンス速度を維持しながら、複雑なコードベースの把握能力やツール呼び出しの精度が大幅に向上しています。約100万トークンの巨大なコンテキストウィンドウに対応しており、大規模なリポジトリ全体を一度に読み込ませたリファクタリングでも安定して動作します。
CLIで複数ステップの自律処理を行う際には、標準のGemini 3.8 Flashを利用することで、最速かつ最高精度のエージェント体験が得られます。
モデルをTUIで変更する方法
- CLIを起動した状態でプロンプトに /config と入力します
- TUIの設定画面が開くので「Model」の項目を選択します(または直接 /model コマンドを実行します)
- 利用可能なモデルの一覧から希望のモデルを選択します
| モデル名 | 特徴 |
|---|---|
| Gemini 3.8 Flash (High) | 最新フラッグシップ。エージェント処理やコード実装に最適化された最高性能 |
| Gemini 3.8 Flash (Medium) | 速度重視。単純なコマンド生成や短いスクリプト作成を高速で行いたい場合 |
| Gemini 3.5 Flash | 実績のある前世代モデル。互換性や比較検証用 |
| Gemini 3.1 Pro (High) | 膨大な長文推論など、重厚な思考プロセスを重視する場合 |
設定ファイルで直接変更する方法
設定ファイルは以下のパスに保存されています。
~/.gemini/antigravity-cli/settings.json
以下のように model フィールドを編集することで変更できます。変更後はターミナルを再起動してください。
{
"model": "Gemini 3.8 Flash (High)"
}
エージェントファースト機能
Antigravity CLIはGemini CLIにはなかった次の3つのエージェント機能を搭載しています。
Dynamic Subagents(動的サブエージェント)
- 複雑なタスクを複数の専門エージェントに分業させ、並列で実行させる機能です
- たとえばコードのレビューとドキュメント生成を同時に別々のエージェントに任せることができます
- Antigravity 2.0デスクトップ版と同じエンジンを使用しているため、CLIからでも高度なマルチエージェントワークフローを組めます
Asynchronous Task Management(非同期タスク管理)
- パッケージのインストールやビルドなど時間のかかる処理をバックグラウンドで実行させる機能です
- 長時間タスクをバックグラウンドに回すことで、メインのエージェントループをブロックせずに別の作業を続けられます
Scheduled Tasks(スケジュールタスク)
- /schedule コマンドを使うことで指定したプロンプトをタイマーまたはcron形式でバックグラウンド実行できます
- 例として「毎朝9時にログを要約して通知する」「5分後に指定の処理を実行する」といった定期自動化が可能です
応用:Chrome DevTools for Agents 1.0とのMCP連携
Chrome DevTools for Agents 1.0は2026年5月19日にGoogleが正式リリースしたMCPサーバーです。Antigravity CLIと接続することで、AIエージェントがターミナルからライブのChromeブラウザを直接制御・検査できるようになります。
Antigravity 2.0には最初からバンドルされており、CLIからは /browser コマンドで起動できます。
できること
- クリック・フォーム入力・スクロールなどのUI操作をエージェントが自律的に実行する
- Google Lighthouseを使ってアクセシビリティ・SEO・パフォーマンスの自動監査を行う
- コンソールログやネットワークリクエストをエージェントがリアルタイムで確認してデバッグする
- メモリプロファイリングによるリークの自動検出を行う
- Chromeエクステンションのインストールや動作確認を自動化する
スタンドアロンとしてインストールする方法
Antigravity CLI以外の環境(Claude Code、Cursorなど)でも利用できます。
npm install -g @google/devtools-mcp
インストール後、Antigravity CLIのMCP設定から接続することで利用できます。
活用例
- フロントエンドのコードを変更してAntigravity CLIに指示するだけで、ブラウザでの表示確認・コンソールエラーのチェック・Lighthouse監査の実行が自動で行われる
- SEOやアクセシビリティの改善作業をエージェントに依頼し、監査結果を受け取りながら反復的に修正を進める
Antigravityエコシステム連携
Antigravity CLIはCLI単体での利用だけでなく、GoogleのAI開発エコシステムと連携する幅広い機能を備えています。
Google AI Studioとの連携
- Google AI Studioで自然言語プロンプトからプロトタイプしたプロジェクトを、そのままAntigravity CLIにエクスポートして開発を継続できます
- アイデアの検証からローカル開発環境への移行がシームレスに行えます
Firebase連携
- Firebase Skills連携により、Firebaseプロジェクト向けの専用スキルセットをエージェントが自動で活用できます
- FirestoreのルールやCloud Functionsのデプロイといった作業をAIエージェントに任せることができます
Android開発連携
- ADB経由でアプリをデバイスに直接インストールしたり、Google Playのテストトラックへ公開したりする手順をエージェントが補助します
- ネイティブAndroidアプリの開発から配布までを一連のエージェントワークフローでこなせます
Antigravity SDK
- pip install google-antigravity でインストールできるApache 2.0ライセンスのPythonライブラリです
- Antigravityのコアエージェントハーネスに直接アクセスでき、カスタムエージェントの作成・ツール実行・状態管理が可能です
- 独自の業務フローにエージェント機能を組み込みたい開発者に適しています
うまくいかない場合の確認ポイント
- agy コマンドが認識されない場合はターミナルを再起動してPATHが通っているか確認します
- 認証画面でエラーが発生する場合はシステムデフォルトのブラウザを最新版にアップデートします
- クラウドVM環境でOOMエラーになる場合はメモリを4GB以上に増設してください(特にGCE e2-microは動作しない場合があります)
- 移行コマンドでエラーが出る場合はGemini CLIの設定ファイルが存在しているか確認します
- 確認先パス: ~/.config/gemini-cli/ または ~/.gemini/
- それでも解決しない場合は公式ドキュメント(https://antigravity.codes)のトラブルシューティングセクションを参照してください
Antigravity CLIのアンインストール手順(Windows)
Antigravity CLIをPCから完全に削除したい場合は、以下の手順で実行ファイルと関連データを手動削除します。
手順1:実行ファイル(agy.exe)の削除
Windows環境における標準のインストール先は、ユーザープロファイル直下です。PowerShellを起動し、以下のコマンドを実行してディレクトリごと削除します。
Remove-Item -Recurse -Force "$HOME\.antigravity"
手順2:設定ファイルおよびキャッシュの削除
設定情報や認証トークン、会話ログなどのデータは以下の場所に保存されています。これらも完全に削除したい場合は以下を実行します。
Remove-Item -Recurse -Force "$HOME\.gemini\antigravity-cli"
手順3:環境変数PATHの削除
- スタートメニューから「環境変数を編集」を検索して開きます。
- ユーザー環境変数の「Path」を選択し、「編集」をクリックします。
- リストの中から
.antigravity\binを含む項目を選択し、「削除」をクリックして「OK」で保存します。
よくある質問(FAQ)
Q1: Antigravity CLIの利用に料金はかかりますか?無料枠はありますか?
個人利用の範囲であれば、Googleアカウントでサインインすることで標準の無料利用枠内で完全無料で使い続けることができます。クレジットカード登録も不要です。Vertex AIやGoogle AI Studioで高頻度・大量のAPIリクエストを行う場合のみ、各APIの従量課金が発生します。
Q2: Antigravity CLIはmacOSやLinuxでも使えますか?
使えます。公式サイト(https://antigravity.google)からmacOS・Linux向けのインストールコマンドを確認できます。この記事ではWindows向けの手順を中心に解説しています。
Q3: /goal コマンドはどのような場面で使いますか?
長時間かかるタスクや複数ステップにわたる実装を一気に自動化したい場合に使います。途中でエージェントが承認を求めることなく完了まで自律的に進めます。
Q4: サブエージェント機能はどう使いますか?
プロンプトで複雑なタスクを指示するとAntigravity CLIが自動的にサブエージェントを起動して並列処理します。明示的にコマンドを入力する必要はありません。
Q5: GCEの無料枠(e2-micro)でAntigravity CLIは動きますか?
メモリ1GBの e2-micro では起動時にOOMエラーで強制終了される可能性が高いです。クラウドで利用する場合はメモリ4GB以上(e2-medium 以上)をおすすめします。
Q6: デフォルトのモデルを変更できますか?
/config コマンドの設定画面から変更できます。または ~/.gemini/antigravity-cli/settings.json の model フィールドを直接編集することも可能です。
Q7: デスクトップ版のAntigravity 2.0と併用することはできますか?
可能です。設定や権限などは両者で同期され、会話履歴のエクスポートも行えます。
Q8: 旧Gemini CLIはアンインストールすべきですか?
2026年6月18日をもってサービス終了しているため、古いGemini CLIはアンインストールしてAntigravity CLIへ一本化することをおすすめします。
まとめ
- Googleの旧Gemini CLIは2026年6月にサービスを終了し、後継の「Antigravity CLI」への移行が完了しました
- 個人利用であればGoogleアカウント認証により完全無料で利用でき、追加費用なしで高度なエージェント機能を使えます
- Antigravity CLIはGo言語で開発されTUIの導入によりキーボード操作が非常に快適になりました
- VS Codeの統合ターミナルと連携させることで、エディタ画面内で直接エージェントを呼び出せる強力な開発環境を構築できます
- クラウドVMで利用する場合はメモリ不足(OOM)に注意が必要で、4GB以上の環境が推奨です
- 2026年9月リリースの最新モデル「Gemini 3.8 Flash」に対応し、約100万トークンの大容量コンテキストと圧倒的なコード推論速度を両立しています
- サブエージェント・非同期タスク管理・スケジュール実行など、Gemini CLIにはなかったエージェントファースト機能が充実しています
- Chrome DevTools for Agents 1.0とMCP連携することで、ブラウザの自律操作・Lighthouse監査・デバッグまでをターミナルから完結できます
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