【Windows 11】ペイントの縦横比維持リサイズやエクスプローラー新機能など、地味に便利な最新の「ヒント&コツ」3選

Windows 11には、普段何気なく行っている操作を格段に効率化してくれる細かな小技や隠れた機能が多数搭載されています。特に最近のアップデートでは、ペイントアプリの正確なリサイズ方法やエクスプローラーのタブ操作といった、日常的に使うツールに便利な機能が追加されています。

この記事では、ペイントで縦横比を保ったままリサイズする正しい方法、エクスプローラーのアドレスバーからフォルダを新しいタブで開く小技、そしてタッチパッドの多本指ジェスチャのカスタマイズ機能について、それぞれのメリットや利用条件を解説します。

この記事で行うこと

  • ペイントアプリで縦横比を保ったまま正確にリサイズする手順を説明します
  • エクスプローラーのアドレスバーでの中ボタンクリック操作によるタブ開閉術を紹介します
  • 高精度タッチパッドを使った3本指・4本指のジェスチャ割り当て方法を解説します

前提条件

  • 対象OS:Windows 11
  • 対象アプリ:Microsoft ペイント(最新更新版)、エクスプローラー、高精度タッチパッド対応デバイス

注意点

  • エクスプローラーのアドレスバーでの中クリック操作は、現在一部のInsiderビルドから段階的に展開されています。お使いのWindows 11のバージョンによっては、まだ機能が有効になっていない場合があります。その場合は最新のWindows Updateを適用してお待ちください。
  • ペイントのリサイズダイアログ(Ctrl+W)はWindows 11標準機能であり、Insider参加の有無にかかわらず利用できます。

1. ペイント:リサイズダイアログの「縦横比を維持する」で正確に拡大・縮小

ペイントアプリで画像や描画オブジェクトの一部を選択してリサイズする場合、角のハンドルをドラッグするだけでは縦横比が崩れて歪んでしまいます。元の比率を保つには「サイズ変更と傾斜」ダイアログ(Ctrl + W)を使うのが正解です。

設定と操作手順

  1. ペイントで画像を開き、範囲選択ツール等でリサイズしたい対象を選択します
  2. キーボードの Ctrl + W を押します
  3. 「サイズ変更と傾斜」ダイアログが開きます
  4. 「縦横比を維持する」のチェックボックスがオンになっていることを確認し、水平または垂直に持たせたいピクセル数を入力して「OK」をクリックします
  5. 縦横比が完全に維持された状態で拡大・縮小が行われます

メリット・デメリット

  • 良くなった点:数字入力で正確に縦横比を維持したリサイズができ、正確なサイズ仕様を満たす画像を簡単に作成できます。
  • 悪くなった点・注意点:ダイアログ起動の手間がかかるため、ドラッグ操作で直感的に比率を維持したい場合はPhotoshop等の専用ツールを利用する方が快適です。

利用条件

  • 対象:Windows 11に標準搭載のペイントアプリ(最新版推奨)
  • 追加のインストール不要(Windows標準機能)

2. エクスプローラー:アドレスバーのホイールクリックで新規タブ表示

Windows 11のエクスプローラーにはタブ機能が搭載されており、左側のナビゲーションペインのフォルダなどをマウスのホイールボタン(中クリック)でクリックすると、新しいタブでそのフォルダを開くことができます。

最新の変更により、この中クリックによる新規タブ表示がアドレスバー(画面上部に表示されている「PC > ローカルディスク(C:) > ユーザー」などの階層パンくずリスト)でも利用可能になりました。

設定と操作手順

  1. エクスプローラーで任意の階層のフォルダを開きます
  2. 上部のアドレスバーに表示されているパスの階層(例:途中のフォルダ名)の上でマウスホイールをカチッとクリック(中クリック)します
  3. クリックしたその階層のフォルダが、背後の新しいタブで即座に開きます

メリット・デメリット

  • 良くなった点:現在開いているフォルダの親フォルダや途中の階層を、現在の作業画面を残したまま別タブで確認したいときに、別ウィンドウをわざわざ立ち上げる必要がなくなります。
  • 悪くなった点・注意点:マウスの中クリック(ホイールクリック)機能がない、または無効化されている環境では機能しません。

3. タッチパッド:3本指・4本指ジェスチャを自分好みに割り当て

高精度タッチパッド(Precision Touchpad)を搭載したノートパソコンなどでは、タッチパッドの設定から3本指や4本指を使ったスワイプ・タップ操作を自由にカスタマイズ可能です。

設定手順

  1. Windowsの「設定」アプリを開きます
  2. 左側メニューから「Bluetooth とデバイス」を選択します
  3. 右側のリストから「タッチパッド」をクリックします
  4. 「3本指ジェスチャ」または「4本指ジェスチャ」を展開します
  5. スワイプ時の動作(仮想デスクトップの切り替え、音量調整、オーディオのトラック切り替えなど)や、タップ時の動作(中クリック、検索など)をドロップダウンメニューから割り当てます

メリット・デメリット

  • 良くなった点:マウスを持たない外出先などの環境でも、タッチパッドのジェスチャだけで音量を上げ下げしたり、デスクトップを瞬時に切り替えたりできるようになり、ノートPCでの作業性が劇的に向上します。
  • 悪くなった点・注意点:お使いのPCが「高精度タッチパッド」に対応していない古いモデルや一部のメーカー製独自ドライバー環境では、このカスタマイズ画面が表示されない場合があります。

まとめ

今回紹介した3つの機能は、一見すると小さな変更に見えますが、日々の操作頻度が高い部分であるため、マスターすることでWindows 11でのパソコン作業スピードが向上します。

機能名操作方法主な効果利用条件
ペイント 縦横比リサイズCtrl+W ダイアログで「縦横比を維持」にチェックオブジェクトを歪めずにリサイズペイント最新版
アドレスバー新規タブアドレスバーを中クリック階層途中のフォルダを別タブで開くWindows 11 最新Insiderビルド
タッチパッドカスタム設定からジェスチャー登録音量調節やデスクトップ切替を高速化高精度タッチパッド搭載PC

これらの機能を利用して、Windows 11をさらに快適にカスタマイズしてみてください。

参考情報