git入力 ~仕組みを理解する~ 第9回 GitHubのリポジトリとcommitのやり取りをしよう

2020年3月14日git-master

GitHubをリモートリポジトリとして利用するといっても、第7回で行った2つのリポジトリの操作とほとんど変わりません。

では、早速、はじめましょう。

GitHubにリポジトリを作成する

第8回でGitHubにリポジトリを作成していないかたは、リポジトリを1つ作成してください。

ここでは、「repo-github」というリポジトリをGitHubに作成した状態で始めます。

GitHubのリポジトリを取得する(git clone)

作成したGitHubのリポジトリからgit cloneコマンドでローカルリポジトリを作成しましょう。

git cloneコマンドは

git clone [リモートリポジトリ] [ローカルリポジトリ]

でしたね。

[リモートリポジトリ]にはGitHubのリポジトリを指定します。

GitHubの画面で「ここをクリック」のアイコンをクリックするとクリップボードにhttps://github.com/xxxx/xxx.gitのパスがコピーできます。

 

では、コマンドを実行しましょう。

/c/Git
$ git clone https://github.com/xxx/repo-github.git repo-github
Cloning into 'repo-github'...
warning: You appear to have cloned an empty repository.

GitHub側のrepositoryに何もファイルがない状態ですので、emptyと表示されています。

特にGitHubだから難しいということもないですね。

commitを作成してGitHubのリポジトリにPushする

commitを1つ作成し、GitHubのリモートリポジトリにgit pushコマンドでcommitを反映してみましょう。

/c/Git/repo-github (master)
$ echo 'aaa' > file-A

/c/Git/repo-github (master)
$ git add .

/c/Git/repo-github (master)
$ git commit -m 'file-A add'
[master (root-commit) 4062c04] file-A add
 1 file changed, 1 insertion(+)
 create mode 100644 file-A

/c/Git/repo-github (master)
$ git push origin master:master
Enumerating objects: 3, done.
Counting objects: 100% (3/3), done.
Writing objects: 100% (3/3), 214 bytes | 214.00 KiB/s, done.
Total 3 (delta 0), reused 0 (delta 0)
To https://github.com/xxx/repo-github.git
 * [new branch]      master -> master

最初にgit pushする場合は、ユーザとパスワードを入力する画面が表示されますので、作成したGitアカウントの情報を入力しましょう。

また、リモートリポジトリはoriginと別名がついていますので、git pushコマンドでoriginを指定しても「https://github.com/xxx/repo-github.git」にcommitがアップされます。

originの参照先は「git remote -v」コマンドで確認できましたね。

実行してみると、GitHubのリポジトリが設定されています。

/c/Git/repo-github (master)
$ git remote -v
origin  https://github.com/xxx/repo-github.git (fetch)
origin  https://github.com/xxx/repo-github.git (push)

 

git logでcommitの内容を確認しても、GitHubだから特別というわけではないですね。

/c/Git/repo-github (master)
$ git log
commit 4062c040584ea7d41659d2ff8811e5705fc64b02 (HEAD -> master, origin/master)
Author: snow <snow@abc.com>
Date:   Sat Mar 21 16:29:00 2020 +0900

    file-A add

では、最後にGitHubの画面でpushしたcommitの内容を確認してみましょう。

GitHubの画面で確認する

GitHubにログインし「Repostories」の一覧で確認すると作成した「repo-github」がありますね。

 

repo-githubのリンクをクリックしましょう。

 

file-Aとcommitメッセージで設定した「file-A add」が表示されていますね。

 

ファイル名をクリックするとファイルの内容も確認できます。

 

gitコマンドで実行して確認していた内容をGitHubではブラウザで確認することができます。

今回紹介した以外にもcommitツリーの状態や、branch(ブランチ)の情報などを確認することができますので、色々と操作してみましょう。

まとめ

Git入門としてコマンドからではなくGitの仕組みを理解することで、Gitについての理解が深まればと思いまとめて見ました。

できる限り、多くのgitコマンドを利用しない方法でまとめていますので、commitツリーの仕組みがわかれば、それを操作する便利なgitコマンドやオプションも数多く用意されていますので、色々と試して学習を続けて見て下さい。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

git-master

Posted by snow